ビジネス英語は相手に敬意をもって丁寧に!基本的な用法は覚えておきましょう。
ビジネス英語は品よく、失礼にならないよう意識したいもの。
ですが、どういった表現が適切なのか、わからないこともあるでしょう。
そこでこの記事では、ビジネス英語で失礼にならない表現や注意すべきポイントなどについて解説していきます。
あわせて正しいビジネス英語を身に着けるのにおススメの英語学校もご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
ビジネス英語では丁寧な表現を心掛ける
ビジネス英語では丁寧な表現を心がけることが、失礼にならないために大切です。
とはいえ、どんな表現が適切なのかわからないこともあるでしょう。
そこでここでは、ビジネス英語で使えるフォーマルな表現を紹介していきます。
また、ビジネス英語では避けた方が良い表現も解説していきますので参考にしてみてください!
直接的な5W1Hの疑問形は避ける
ビジネス英語では、直接的な5W1Hの疑問形は避けるべきです。
なぜなら、「What~?」や「Why~?」といった表現は、ビジネス環境ではカジュアルすぎる印象になる可能性があるから。
それどころか、このような直接的な問いかけは、相手に無礼な印象を与えることもあります。
一般会話では良くても、ビジネスの場では適切でない可能性も。
そこでビジネスにおいては、失礼にならないよう間接的な方法を用いて質問をすることが求められます。
適切な言葉遣いによって相手との信頼関係を築けるので、ビジネスシーンでのコミュニケーションは、5W1Hの疑問形は避けましょう!
フォーマルな表現とは
ビジネス英語においては、相手に失礼にならないフォーマルな表現を使用することが大切です。
このような場面では、敬意を表すために5W1Hを使用しない疑問形を使うことが効果的です。
代表的な表現として「May I~」「Could you~」「Would you be so kind as to~」などが挙げられます。
このようなフォーマルな表現は相手に敬意を示せるので、失礼になる心配がありません。
また、これらの表現はビジネス上の会話だけでなく、メールやプレゼンテーション、商談などでも活用できます。
そして、相手に敬意を示すと同時に誠実で親切な印象も与えられるので、円滑なコミニュケーションにも役立つでしょう!
ビジネスシーンでは注意したい意外な英語表現
ビジネスシーンでは、何気なく使ってしまいがちな英語表現が不適切になることがあります。
具体的には次のような英語表現です。
-
Please
-
I don’t know
これらの表現は失礼になることもあるため、注意したいところ。
というわけでここでは、それぞれについてなぜ失礼になるのかについて解説していきます!
ビジネスシーンでのPleaseは失礼?
ビジネスシーンでPleaseを使うのは失礼になることがあります。
なぜなら、Pleaseを使うと相手に対して命令や指示のように聞こえてしまう可能性があるからです。
さらに、Pleaseを使い過ぎると、相手に対して過剰な甘えや要求をしていると受け取られることもあります。
したがって、ビジネスシーンでは謙虚で丁寧な表現を使う必要があるものの、適切なフレーズを選んで使うことも大切なんですね。
以上のことから、ビジネスシーンでは、Pleaseの使用は控えめにしたほうが良いでしょう!
うっかり言いそうなI don’t knowも失礼?
うっかり言ってしまいそうな、「I don’t know.」も失礼になることがあるため、注意が必要です。
というのも、ビジネスシーンにおいて「I don’t know.」という表現は、ぶっきらぼうに聞こえてしまうことがあるから。
また、聞き手に対して不十分な回答や、無責任さを感じさせることもあります。
特に、明確な解答を求められていたり、重要な決断をしたりする場合は、自信を持って正確な回答を提示することが求められるため、I don’t knowと答えるのは好ましくありません。
とはいえ、具体的な情報を持っておらず、答えに困ることもあるでしょう。
その場合は、次のような表現を用いることをおすすめします。
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「I’m not sure about that.(それについては自信がありません)」
-
「I’ll look into it.(調べてみます)」
-
「Let me get back to you on that.(後日お知らせします)」
これらの表現であれば、相手に失礼だと感じさせることはないはずです。
このように、少し表現を変えるだけでずいぶん印象が変わってくるんですね。
そういうわけで、ビジネスシーンでは「I don’t know.」の使用は避け、他の表現を用いるようにしましょう!
ビジネスシーン別の丁寧な英語表現とは
ビジネスでは、状況に応じて最適な英語表現をすることが大切です。
そこで、ビジネスシーン別の丁寧な英語表現についても抑えておきたいところ。
ではここでビジネスシーン別の丁寧な英語表現を以下のとおりご紹介していきます。
- 相手に聞き返す場面
- 自分の考えを述べる場面
- 反論したい場面
- ミスなどを指摘したい場面
それぞれの表現についてさっそくチェックしていきましょう!
相手に聞き返す場面
相手に聞き返す場面では、相手を不快にさせずに丁寧に伝えることを心がけましょう。
具体的に挙げると、次のような表現です。
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「Could you say that again? (もう一度言っていただけますか?)」
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「I’m sorry, I didn’t catch that. Could you please repeat it? (すみません、聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか?)」
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「 Can you clarify what you meant by [insert unclear statement]? 」([不明確な発言]の意味をはっきりさせていただけますか?)
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「 So if I understand correctly, you’re saying [insert summary of their statement]. Is that correct? (もし私が正しく理解しているなら、[彼らの発言の要約]ということですか?)」
これらのフレーズは、相手が話した内容が聞き取りづらかったり、理解できなかったりした場合に使います。
もう少しフォーマルな表現としては、「I apologize, but could you kindly repeat your statement?」のように言い換えても構いません。
また、相手が気を遣って話している場合には、「I appreciate your input, but could you clarify that a bit further for me?」などと伝えても良いでしょう。
このように丁寧に聞き返すことで、ビジネス上のコミュニケーションが円滑に進むのに役立ちます!
自分の考えを述べる場面
ビジネスで自分の考えを述べる場面では、まず発言に先立ち、相手に対して敬意を表明する表現があります。
具体的に挙げると、次のような表現が代表的です。
- 「Excuse me,」
- 「May I,」
- 「If I may,」
- 「It seems to me~」
たとえば、会議で発言する前に、「Excuse me, I would like to add my opinion」と言うことで、相手に対して丁寧な前置きができます。
次に、自分の考えを伝える際には、相手が受け取りやすい表現が大切です。
例を挙げると、「In my opinion」「From my point of view」「As far as I’m concerned」などが使われます。
もし、会議の中で自分の意見を述べる場合は、「In my opinion, the marketing strategy should be revised」と言うことで、自分の考えを的確に伝えられるでしょう。
さらに、相手への配慮が必要な場合には、丁寧な表現が欠かせません。
具体的には、「I understand your point of view」「I see what you mean」「If I may suggest」などが使われます。
仮に意見が対立した場合、「I understand your point of view, but I think we should take a closer look at the data」と言うことで、相手とのディスカッションを円滑に進めるのに役立ちます。
以上のように、ビジネスシーンで自分の考えを述べる際は、相手に敬意を表し、自分の意見を的確に伝える表現を使うことが大切です!
反論したい場面
反論したい場面に合った丁寧な英語表現として、「I tend to think otherwise」があります。
この表現は、「私は別の考え方を持っている(傾向がある)」という意味で、相手の主張や意見に異論を示す際に使われます。
しかしながら、反論する場合は、相手に敬意を払うことを忘れてはなりません。
なので、表現の前に、「I understand your point, but…」といった言葉を加え、相手の主張を尊重すると良いでしょう。
たとえば、「I understand your point, but I tend to think otherwise based on the information that I have」などのように使われます。
これによって、自分の意見を伝えながら、相手に対して敬意を示せるため、コミュニケーションの円滑化に進むはずです。
また、会議や交渉など意見交換などで反論したい場面では、以下のような英語表現が役立つので、併せて覚えておきましょう!
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「I understand your point, but I have to respectfully disagree. (あなたの意見は理解できますが、敬意をもって反論します。)」
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「I can see where you’re coming from, but I believe that… (あなたの立場は理解できますが、私は…と考えます。)」
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「 I appreciate your perspective, but based on the data I’ve seen…(あなたの視点は理解できますが、私が見たデータに基づくと…と考えます。)」
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「While I respect your opinion, I must say that… (あなたの意見を尊重しますが、私は…と言わせてもらいます。)」
ミスなどを指摘したい場面
ビジネスシーンでミスなどを指摘したい場面に合った丁寧な英語表現として、「I’m afraid there may be some misunderstanding」があります。
この「I’m afraid there may be some misunderstanding.」という英語表現は、「誤解があるかもしれないとお伝えしたいのですが」という意味があり、ミスや誤解を指摘する場面で使える丁寧な表現です。
なので、この表現を使うと遠回しに指摘でき、相手に嫌な思いをさせずに済みます。
また、相手が提案したアイデアや意見に対して反論をする際に、以下のような表現も有効なので併せて覚えておくと良いでしょう!
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「I understand your point of view, but…(あなたの意見には共感できますが、しかし…)」
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「 While I appreciate your suggestion, I think…(提案に感謝していますが、私は…と考えます)」
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「I see where you’re coming from, however…(あなたの考えを理解していますが、しかしながら…)」
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「 I don’t entirely agree with you on this. From my perspective…(完全には同意できないと思います。私の考えから言えば…)」
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「Although I respect your opinion, I must disagree with you because…(あなたの意見には敬意を払いますが、私は反対する必要があります。それは…のためです)」
過去形の依頼は丁寧度アップ!
過去形の依頼は丁寧度がアップするので、ビジネス英語として覚えておくと便利です。
そこでここでは、次の4つの用法について解説していきます。
- Can you〜?とWill you〜?
- Could you〜?とWould you〜?
ではそれぞれについてチェックしていきましょう!
基本・Can you〜?Will you〜?の用法は
「Can you〜?」と「Will you〜?」は、似たような意味を表す表現ですが、微妙な違いがあります。
まず、「Can you〜?」は、相手に何かをお願いする際に、その相手がそのことができるかどうかを問いかける表現です。
「Can」は「することができる」という意味を持つ動詞なので、「Can you help me?」という場合は「私を手伝えますか?」という意味になるんですね。
一方で、「Will you〜?」は、同じように相手に何かをお願いする際に使う表現ですが、「Will」は「するつもりである」という意味を持ちます。
なので、「Will you help me?」という場合は「私を手伝ってくれますか?」という意味になります。
つまり、「Can you〜?」は相手にそのことができるかどうかを確認するための問いかけ、「Will you〜?」は相手が自分のために何かをしてくれるかどうかを問いかける表現と言えます。
どちらも丁寧な表現ですが、Can you~は親しい間柄、ビジネス使用ではWill you~が良く使われます。
どちらの表現を使うべきかについては、相手との関係性や、依頼内容によって見極めましょう!
丁寧・Could you〜?Would you〜?の用法は
「Could you〜?」や「Would you〜?」の基本用法は現在形と同じですが、より丁寧な表現です。
まず、「Could you〜?」は、「できますか?」・「お願いできますか?」という意味で、相手に協力を求める場合によく使います。
また、「Would you〜?」、は「〜していただけますか?」・「〜をお願いできますか?」という意味で、より丁寧な言い方です。
もちろんビジネスシーンでも問題なく使える表現なので、現在形の「Can you〜?」や「Will you〜?」と併せて使い分けると良いでしょう!
正しいビジネス英語を身に着けるのにおススメの英語学校3選
正しいビジネス英語を身に着けるために英語学校に通いたいと考える人もいるでしょう。
そこでここでは、おススメの英語学校を次のとおりご紹介していきます。
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ベルリッツ
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ECC外語学院
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TRAIZ(トライズ)
それぞれの特徴や強みについても取り上げていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
ベルリッツ
Berlitzは世界20カ国以上に展開する英会話学校で、ビジネス英語に定評があります。
レッスンはAll Englishで展開され、講師はネイティブまたはネイティブレベルの、外国人教師です。
そのため、レッスンを通じてネイティブと対等に会話できる英語力が着実に身に着けられるでしょう。
また、Web会議・プレゼン・商談など、シーン別のロールプレイも積極的に行われています。
これも、ベルリッツはビジネス英語に強いと言われる理由のひとつ。
さらに、個別レッスンでは業種、職種別のカスタマイズも可能です。
本気で正しいビジネス英語を身に着けたい場合は、個別レッスンも検討してみても良いでしょう!
ECC外語学院
ECC外語学院では、ビジネスで通用する正しく品ある英会話が身に付きます。
ECC外語学院で正しいビジネス英語を身に着けるには、『ビジネス英会話コース』がおすすめです。
このコースは、「あらゆるビジネスシーンで通用する英語力」を掲げていて、レッスンには次のような特色があります。
- 初心者にも経験者にも対応レベル別クラス設定
- 一人じゃないから頑張れるカウンセラーサポート
- 目的に合わせて開発されたオリジナル教材
- 教え、導く力を備えた質の高い講師陣
- 伸びを可視化する2つの英語力診断
このようなレッスンスタイルを取っているため、挫折せずに正しいビジネス英語が身に着けられるでしょう!
TRAIZ(トライズ)
TRAIZ(トライズ)は、完全オーダーメイドで学べる英語学校です。
なので、ビジネス上級英語まで対応可能な点が強みと言えるでしょう。
そして、英語習得の専門家である日本人コンサルタントと、ネイティブコーチが日々サポートしてくれるため、挫折しにくいのも特徴です。
さらに、自社調べによると、トライズの継続率は91.7%と高い数字を誇っています。
以上のことから、トライズは学習内容と成果が見合っていると言えるのではないでしょうか。
そういうわけで、トライズはよりレベルの高いビジネス英語を身に着けたい人にも向いています!
まとめ:ビジネス英語は品よく!失礼にならない表現を身に着けよう
ビジネス英語は品よく、失礼にならないよう相手に敬意を示せる表現を身に着けることが大切です。
そこで今回は、ビジネスシーン別の丁寧な英語表現や、正しいビジネス英語を身に着けるのにおススメの英語学校もご紹介しました。
正しいビジネス英語を身に着けることは、円滑なコミュニケーションにも役立ちます。
自分に合った方法で正しいビジネス英語を学んでいきましょう!
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